欧州の名家「ロスチャイルド家」その3
1875年ロスチャイルド家は大英帝国の運命を左右する買収劇に一役買うことになる。
買収の対象はスエズ運河管理会社の株式。ときの首相ディズレーリはエジプト政府が財政難から持株を売ろうとしているとの情報を入手したものの、国会が閉会中で国庫からの支出ができない。
そこでロスチャイルド家に全額立て替えをしてもらったのである。一躍筆頭株主となったイギリスはこれをきっかけにエジプトという戦略拠点を獲得しました。
インドをはじめとする東方植民地との連絡がより早くより確実になったことで、大英帝国は繁栄の絶頂期を迎えることになります。
ロスチャイルド家がもし融資をしなかったなら、大英帝国とヴィクトリア時代の輝きももう少し裾せたものになっていたかもしれません。