欧州の名家「ロスチャイルド家」その2
ロスチャイルド家はフランクフルトで両替商を営んでいたマイヤー・アムシェル(1744~1812年)がヘッセン伯の寵を得てからというもの、宮廷銀行家として急速な台頭をみせる。
ナポレオン戦争中ロンドンにも拠点を設け成功を収めたのをきっかけに、マイヤーの5人の息子がフランクフルト、ロンドン、パ
リ、ウィーン、ナポリにそれぞれ居をかまえ、国境を越えた独自の情報網を築きあげていった。
この情報網は1815年6月のワーテルローの戦いの際いかんなく発揮される。ロンドンでいち早く対仏同盟軍勝利の報に接したネーサン(三男)は迅速な取引決済によって莫大な利益をあげ、国際的金融業者ロスチャイルドの名を広くヨーロッパ中に知らしめたのだった。