欧州の名家「ロスチャイルド家」その1
「―イエス殺し。」これは2000年来ユダヤ人たちの身の上に被せられつづけてきた汚名です。ヨーロッパのキリスト教世界ではこれだけでも充分ユダヤ人を迫害する理由になることも少なくありませんでした。
1179年、1215年の第3回、第4回ラレラノ公会議の決定により、キリスト教徒とユダヤ教徒との交際、ユダヤ教徒がキリスト教徒を使用人とすることなどが禁止されるが、これは事実上ユダヤ人を農業から締め出すことを目的としたものに他ならない。
ユダヤ人は自由財産としていかなる土地も所有してはならないという法令も各地で出され、許される職業はどんどん狭まっていく。
残されたのはキリスト教徒が嫌悪するものばかりで、その代表的なものが金融業だった。ユダヤ人金融業者で最も名高いのがロスチャイルド家である。